エクスプロア上海TOPへ 上海TOP > 上海の交通 > 上海公共交通カード
上海公共交通カードについてのクチコミ情報

上海公共交通カード


上海公共交通カードは上海市内の公共交通機関での料金支払いを主目的にしたプリペイドチャージカードで1999年より発行されている。地下鉄・バス・タクシー・フェリーなど上海市内の主要な交通がほぼすべて網羅されており、利用により割引も受けられることから利便性はかなり高く今では市民生活に欠かせないアイテムになっている。発行開始以来爆発的に普及していて近年では周辺都市への乗り入れも進んでおり、江蘇省の蘇州市・無錫市のバスなどでも使えるようになった。



上海公共交通カードを利用できる場所

上海公共交通カードは上海市内の交通機関のほとんどで使えるほか、江蘇省の一部の都市のバスなどで使えるなど用途は広く、カードに利用による各種割引などもあるのでどこへ出かけるのにも便利なカードとなっている。

◎上海市内

地下鉄(軌道交通):全線(優待あり)

公共バス:市内全路線(乗継優待あり)、空港へのリムジンバスなど

タクシー:上海市内の全てのタクシー(トラックタクシーを含む)

フェリー黄浦江のフェリー崇明島へのフェリーなど全てのフェリー

リニア浦東国際空港駅(優待あり)

駐車場:浦東空港駐車場や美羅城など16か所の駐車場、黄金城道など37カ所の路上パーキング

P+R:虹梅路など市内5か所のパークアンドライド駐車場

◎その他

通行料金:高速道路の上海の料金所、東海大橋

車用品:イエローハット4店舗、車用品など

◎上海以外の都市

昆山市(江蘇省):公共バス

太倉市(江蘇省):公共バス

蘇州市(江蘇省):公共バス

淮海市(江蘇省):公共バス

阜陽市(江蘇省):公共バス

無錫市(江蘇省):公共バス、一部のタクシー

常熟市(江蘇省):公共バス

HP: http://www.sptcc.com/home.php

上海公共交通カード全般に対する問い合わせは (021)6258-0000まで


上海公共交通カードの購入方法

上海公共交通カードは「上海公共交通卡銷售処」の看板が有る場所で購入可能で市内に2000箇所あるとされている。地下鉄の駅で購入するのが無難でコンビニや銀行などにも置かれているが品切れの場合も少なくない。
購入時に20元のデポジットが必要。これは一般のカードなら返却時に破損等が無ければ払い戻される。
(記念カード・特殊形カードはデポジット返金が出来ない)

◎上海公共交通カードの販売所

○地下鉄駅:都心部のほとんどの駅と郊外区の一部の駅

○フェリー:一部フェリー乗り場

○公共バス:主要バスターミナル

○コンビニ:好徳(一部取扱なし)、良友(一部取扱なし)、可的(一部取扱なし)

○銀行:上海浦東発展銀行(09:00-16:00)、交通銀行(09:00-16:00)

◎その他主要ターミナル

上海駅:地下鉄1号線駅窓口、3・4号線駅窓口

上海南駅:地下鉄1号線駅、3号線駅、鉄道駅南広場

上海南バスターミナル(上海長途汽車客運南站)

虹橋空港:浦東発展銀行虹橋空港支店(T1)、東交通中心全家便利店(T2)

浦東空港:浦東発展銀行国際空港支店、リニアチケットセンター

*当サイトでも、上海公共交通カードを日本へ販売するサービスを行っている。

◎上海公共交通カードの入金方法

上海公共交通カードは地下鉄の駅やコンビニエンスストアでチャージできる。但しコンビニの場合は「上海公共交通 銷售処」の看板があっても入金できないところがあるので、駅でチャージするのが確実。最近ではほとんどの駅に自動チャージ機が設置されているが使えるお札は50元札と100元の2種類のみでお釣りは出ず故障も多い。また領収書(発票)が必要な場合は、別途窓口に行く必要がある。

入金は10元単位で最高1000元まで。一回入金したら2年間は有効で、2年を超えてカードを使わなければロックされるので、窓口で解除手続きが必要になる(無料)。

 


上海公共交通カードで地下鉄に乗る

上海市民の多くが上海公共交通カードを持つようになったため駅の券売機に行列が出来ることも少なくなったが、外来客の多い上海駅や観光地の最寄駅などは切符売り場に行列ができる。そんなときにカードは威力を発揮する。地下鉄では日本と同様に改札機の上部に読み取りセンサーが取り付けられ、右側のセンサーにカードをタッチするとゲートロックが開く仕組み。このときに残高が表示されるので確認しておこう。改札を出る場合も同じ。地下鉄では1号線から11号線まで全ての路線でカードが使える。

地下鉄利用客が多いときは、焦らずに前の人がゲートを抜けてからカードをタッチするとエラーが出にくい。

上海の地下鉄・市内の鉄道

上海地下鉄路線図


上海公共交通カードでバスに乗る

現在、上海市内で走るバスのほとんどがワンマンになってきている。そのため小銭がないときに上海公共交通カードでの精算は威力を発揮する。ワンマンバスの場合は、前乗り・中降りが原則。車掌が乗っている場合は、真ん中のドアに機械がついている場合もある。現在、市内中心部のバスでは、一律料金でない路線でも車掌が端末を持っており、上海公共交通カードで精算が可能になった。

乗車の際は、入り口そばにある緑色の機器にカードをかざすと「ピッ」と音が鳴って、残額が表示される。降車の際は、そのまま下車すればよい。

上海の路線バス

上海公共交通カードのディスカウント制度

上海公共交通カードを支払いに使うと小銭での支払いが不要になるほか、下記の様々な割引き特典があり繰り返し利用しているうちに知らず知らずのうちにかなりの金額が割り引かれているはず。

○地下鉄(軌道交通):一か月の利用料金が70元に達した場合、その月は70元を超えた分からが1割引きになる。(毎歴月1日から月末までが対象)

○公共バス乗継:バス料金の支払いを行なってから、120分以内に次のバスに乗ると1元割引き(リムジンバスなどは対象外)

○地下鉄とバス:地下鉄の改札を出てから120分以内に次のバスに乗るか、或いはバスで支払いをしてから120分以内に地下鉄の改札を通ると1元割引き

○リニア:上海公共交通カード利用で2割引き(10元引き)で40元となる。

○フェリー:一か月の乗船回数が20回に達すると次の20回分が2割引き。但し40回を超えるとカウントがリセットされ、一か月あたり最大60回分の乗船が2割引きとなる。(毎歴月1日から月末までが対象)

○P+R:05:30~23:30の間に上海公共交通カードを使って車をP+R駐車場に入庫し、上海公共交通カードを使って地下鉄を利用した後に車を出庫させた場合は駐車料金が10元引きになる。
ただし入庫時にはカード残高が30元以上、出庫時は残高が10元以上ある必要がある。

上海公共交通カードでタクシーに乗る

上海市内を走るタクシーには原則すべての車両に上海公共交通カードが利用できる機器が装備されている。タクシーで精算する場合は、精算時に運転手がカード払いか現金払いかを聞いてくるので、即座にカードと答えたい。メーターを戻してからでは、カードで精算ができないので、早めに運転手に伝えておく必要がある。

領収書は忘れずにもらっておこう。この中に、カード残額や料金など必要な情報が書かれている。もしカードの残額が不足したら、現金で不足分を補うことができる。

上海公共交通カードはデザインパターンが少ないため、悪質なタクシー運転手の場合、カード残高が多いとすり替えられてしまうケースもあり注意が必要だ。すり替え防止のためカードにシールを貼るなどして事前対策をしておきたい。

上海のタクシー

上海公共交通カードの払い戻し

上海公共交通カードは払い戻し出来る場所が非常に限られており、全ての地下鉄駅で払い戻し出来るわけではない。
以下の駅や拠点で払い戻しが可能で、カードの故障による修理もここで受け付けてくれる。10元を超える払い戻しの場合は、5%の手数料がかかる。

◎地下鉄駅など

1号線:錦江楽園駅衡山路駅漢中路駅共康路駅

2号線:淞虹路駅江蘇路駅世紀公園駅海天三路駅

3号線:漕渓路駅中潭路駅東宝興駅江楊北路駅

4号線:楊樹浦路駅

リニア:浦東国際機場駅

◎その他

好徳(コンビニ):50店舗

全家(コンビニ):38店舗※2012年6月30日を以て取扱いを停止する。

虹橋空港:虹橋空港第2ターミナル東交通中心

浦東発展銀行:82箇所

九江路サービスセンター:九江路609号

HP: http://www.sptcc.com/home.php

カード全般に対する問い合わせは (021)6258-0000まで


上海公共交通カードのエクスプロア・ブログ掲載の関連記事(サイト内トラックバック)


上海のホテル予約

上海公共交通カードよろず情報交換



エクスプロア上海TOP][上海の交通] [エクスプロア中国トラベル ホテル&航空券]

Copyright(C) since 1998 Shanghai Explorer