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タクシーについてのクチコミ情報

上海のタクシー


上海の地下鉄を乗りこなすための一冊。路線図はもちろん各駅ごとのお勧めスポットなどが紹介されている。
最近タクシーに乗ることを上海でも香港同様「打的」(da3 di4)というようになった。上海人の間でもタクシーはすっかり足として定着しており、そのおかげで朝夕には捕まえにくくなっている。マナーも次第に向上しており、キャッチフレーズを「東京のタクシーのサービス」とし、上海のタクシーはサービス向上に努めている。


どのタクシーに乗るか

タクシーに乗るときは、安全性と確実性を重視した選択が必要。車体は各社の規模によって色分けされており分かりやすい。まず、ブランドとして定着している大衆(空色)、錦江(白色)、強生(金色)、海博(濃い青色)の4大タクシー会社は上海の大手タクシー会社でまず安心できる。大衆タクシーでは1台60万元もするベンツタイプのタクシーも50台走らせている。料金は同じ。また中小のタクシー会社が連携を作って作られた紅色の法蘭紅のタクシーもまずます。小豆色のタクシーは小企業のタクシー会社で、さらにサンタナ以外の車種で小豆色のタクシーはあまりお勧めできない。特にナンバープレートがBXやAXで始まるタクシーは個人タクシーで、道路などをよほど詳しくない限り乗らないほうが無難。


閔行や宝山、南匯、崇明島など市郊外に行けば、濃い緑色のタクシーが走っている。これらのタクシーは郊外専用のタクシーで、原則市街地には乗り入れできない。大衆タクシーなど大手タクシー会社が運営しており、初乗りが8元と割安で、郊外の道路にも詳しいのが特徴。

 なお、7人から10人乗りワンボックスタイプのタクシーも錦江、大衆、巴士で運転されているので、予約する際に指定できる。

星の数で運転手のグレードを確認

上海市ではタクシー運転手のレベルを即座に確認できるシステムを導入している。★マークが3つ以上のレベルになると、バックミラーの後ろに★マークがつけられ、かなりベテランの運転手。天井の行灯には赤色で「優質車」と書かれている。最高は5★だが、まず市内でお目にかかることはない。3★以上のタクシーは、基本的な英語もできることになっている。逆に、星が一つもないタクシーの運転手は、タクシー運転経験が1年未満の運転手となっている。

進化するタクシー

GPRSシステムを使った追跡システムなどは前からもあったが、最近ではGPSやカーナビを導入しているタクシーも少なくない。また。助手席の後ろやダッシュボードに液晶画面を取り付けて、ニュースや広告などの放送をしている車もある。強生タクシーでは、無線装置を使って道に迷ったときもセンターと連絡が取れるシステムが導入されていて、心強い。また、連続16時間以上の営業運転が出来ないようにするシステムや、時速80キロ以上飛ばすと警告が鳴るシステムも導入されている。また運転中に運転手が携帯電話を使ったり、タバコを吸ったりすると、乗客は運賃支払いを拒否できる制度を設けている会社もある。

主なタクシー会社

最近では、携帯電話のSMSやインターネットを使ってもタクシーの予約が出来るようになった。また大衆タクシーでは浦東国際空港へ出迎えサービスも行っている。以上のサービスはいずれもHPのフォームに必要な情報を書き込めばよい。詳しくは、各タクシー会社のHPを参考にしていただきたい。



運賃体系

初乗りは3キロ(または15分)で13元、3~10キロで1キロ(または5分毎)2元、10キロ超で1キロ(または5分ごと)3元加算される。さらにこのほか1元の燃油費が加算され実際の初乗り料金は14元となる。メーターの料金表示もこれを含んだ総合計で表示され、発票(領収書)もやはり燃油費を含んだ金額で発行されるためメーター通りの金額を支払えばよい。
 また深夜11時から5時までは30%の割増し料金となり、初乗りは17元で、現在これに燃油を加算して18元となっている。なお、高速道路などを経由する場合は、別料金を下車時に支払うシステム。上海公共交通カードは市内のタクシーすべてに装備されているが、運賃支払い時に現金[xian1jin1]かカード[ka2]なのかを聞かれるのでどちらで払うのかを伝える必要がある。メーターを上げてからでは、カードによる支払いはできない。大衆タクシーの一部ではクレジットカードや『銀聯カード』による支払いも可能になった。

領収書は忘れずに

上海のタクシーの発票[fa1piao4](領収書)はすべて統一された形式で、自動で打ち出される。手書きの発票は無効。発票にはタクシーナンバーから運賃、距離、乗車時間、降車時間、走行距離、公共交通カードの残額など必要な情報が記録されているだけでなく、クレームをつける場合の電話番号も書かれている。発票は必ずもらうように心がけたい。

参考情報

  • 上海浦東国際空港・上海駅から市内各地の距離・タクシー料金の目安(2009/9掲載)
    ※その後値上げあり

  • タクシーチャーター

    もし、日ごろ利用しているタクシーでいいと思った人がおれば、あらかじめ電話番号を聞いておき、いざというときにチャーターしてもらうことも可能。名刺を持っている運転手も多い。大衆タクシーのベンツやVWのパサットを車種として使っているタクシーをあらかじめチャーターしてしまう企業も少なくない。料金は運転手との交渉次第。距離や市内・市街などの違いもあるが、一般に500元から800元前後が相場。もちろん、値引き交渉が面倒なら、電話予約してチャーターすることも可能だ。


    上海車両手配

    注意事項

    朝夕のラッシュ時はタクシーが捕まらない

    朝の8:00~9:00、夕方の16:00~19:00までの時間帯はまず繁華街ではタクシーは捕まらないと考えていい。ホテルなどで並んでいても、いつタクシーが来るか分からないので、地下鉄やバスなどを利用したほうが便利。雨の日や週末はさらに顕著になる。ポイントは、大きなスーパーや駅付近などでタクシーを捕まえるのがコツだが、心得た市民にさっさと乗られてしまうことが多い。実は、タクシーの台数が減ったわけではなく、渋滞のためタクシー自体の稼働率が落ちているのが大きな原因だ。

    乗車拒否?その前に確認

    上海のタクシーではほとんど乗車拒否はないと考えてもよい。しかし、たまにいくら手をあげても、タクシーが止まらないことがある。そんなときは歩道の端を見てみよう。歩道の端に黄色い線が引いてあったらタクシー停車禁止地区。罰金が高い上海では、禁止地区にはタクシーはまず止まらないので、市内に設置されているタクシー乗り場や黄線以外のエリアへ行こう。「TAXI」のマークが掲げられているタクシー乗り場は、現在上海の街角に増殖中だ。逆に、下車するときも禁止地区では下車できないので、そういう時は少々歩くことも我慢しよう。

    白タク

    閔行区など郊外ではQQと呼ばれる小型車や軽のワンボックスを使った白タクが横行している。地元市民の足になってしまい、正規のタクシーが姿を消してしまったところもあるが、料金交渉が必要な上に、トラブルが起こった場合の安全の保障も無い。やはり正規タクシーが車で待とう。また、空港などで、客引きをしている白タクもいまだに見かけるが、正規のタクシーは客引きをしないので、引っかからないように。必ず、タクシー乗り場で並ぼう。最近は、悪質な正規タクシーと区別がつかない白タクも登場しているので、要注意。

    居眠りと乱暴な運転

    危険と思ったら、自己防衛のためにも降りるのが賢明だ。タクシー運転手は最近人手不足で、過労気味の運転手が明らかに増えている。とくに夜間の長距離は要注意。あくびをしだしたり、バックミラーから見る運転手の目の動きが怪しいと思ったら、居眠りに注意だ。運転手に話しかけるだけでも、効果はある。特に浦東国際空港へのタクシーは要注意。空港までの高速道路が単調で、居眠り事故を起こしやすい。

    乗車時のマナー

    ときどき運転手が道を間違えた、またはごまかした、としてひどく叱る人がいる。どなる程度ならまだいいが、運転手の頭の後ろにある仕切りを叩いたり座席を蹴ったりするのは考えもの。また一方的に運転主の悪意と決めつけず、よく話を聞いてみること。渋滞などを避け、迂回する場合もある。中国でもサービス受益者はサービス提供者よりも上の立場にあるが、もし喧嘩になった場合、すぐに野次馬がおし寄せてきて、日本人である当方はひどい罵声を浴びることになる。罵声だけで済めばいいが、危険な目に遭う可能性も否定できない。


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