エクスプロア上海

TOP上海レストラン情報まんぷくチャイナ放浪記2009年春節:「薬膳スープ」編



葵と麗文のまんぷくチャイナ放浪記(71)

2009年春節:「薬膳スープ」編

 

薬膳料理


「医食同源」。食べもので病を治すと言う考え方をもとに発達した治療のための料理。

食物と生薬を上手く配合し「良薬口に苦し」と言われる様々な中薬を、その性質や味を考慮し、

上手く組みあわせ美味しく調理したもので、比較的高価な漢方薬の材料を使ったものが多い。

 

 

こちらが薬膳スープ。(一人前)

ポットの直径は手のひらほど。
これだけでおなかいっぱい、体も温まる!

広東料理は中国8大菜系のひとつで海鮮を多く使い、素材の持ち味を生かしたあっさりとした味付けが特徴。
国土の広い中国。その中、南方、広州では薬膳料理も盛ん。生活の中には医食同源の考え方が根付いており、家庭でもその日の天候や家族の健康状態に合わせて老火「青+見」湯(LaoHuoLiangTang)と呼ばれるスープを作って飲む。

右のスープは今回、麗文が試した「沈魚落雁」通称「女湯」(一人前68元)
「女湯」とは女性のために開発されたスープという意味。魚と烏骨鶏をベースにしたスープに朝鮮人参、きくらげ、玉竹など女性の滋養に良いとされる具材が入っている。美を愛する全ての女性のためのスープとのコメントあり(^.^)お味はほんのり甘みがありまろやか。

こちらのお店で男性の方にお勧めなのは《気宇軒昂》通称《男湯》。中には海馬(竜の落とし子)、甲魚(すっぽん)、山亀、三鞭、天麻、朝鮮人参などが入っている。

 

まず、食事の前にサービスされる《サンザシスープ》で胃腸を整える

 

 

身体に優しい野菜料理ほか
  香高い中国野菜の前菜

冬野菜「蓮根」の炒め物

山芋と黒きくらげの炒め物

木耳(きくらげ):耳の形をしているので木の耳と書くそう。

中国式豆腐を金華ハムのスープで煮込んだお料理 揚州料理で有名な肉団子「獅子頭」

 

ホテルに隣接する店内

沈記「青+見」湯(SengJILiangTang)

ADD:上海市虹許路368号(呉中路との交差点)

営業時間:11:30~14:00 17:00~21:00

℡:(021)6405-7777・6405-0277

☆スープのマークが目印。他、上海市内に508公館、寧夏店、楊浦店、浦東店あり

 

 

「今日は体に優しいお料理だったね!私は薬膳料理も薬膳スープも実は初めてだったけれど、
こういう料理を食することで麗文は体の中からの健康を促進しているんだね!」
麗文
「薬膳料理はやや高めだけれど高価な漢方薬を上手く調合した、まさに中国4千年の知恵と文化なのだよ^^!」
「すばらしい!!でも、上海では薬膳料理のお店ってあまり見かけないような気がするのだけれど・・・」
麗文
「そう、南方の広東、香港、台湾に比べると上海では薬膳料理は盛んではないのだ。けれど専門店は少なくても、
このお店のように広東料理系、香港、台湾料理系のレストランに行くと薬膳にめぐり合える可能性も高いのだよ^^」
「そうだったんだ・・・。あ、サソリのから揚げとかスッポン料理も薬膳料理の部類だよね~♪精がつきそうだ~~」
麗文
「えっ!薬膳料理初めてと言いつつ、良く知ってるんだねっ!(なんで葵ちゃんはいつもそっち系に走るのだ?!)
薬膳料理と一口にいっても中国は国土が広いからね、民族や宗教、地域によって薬膳の内容も異なるんだよ。」
「じゃ、今度、本場の広東に一緒に行こうよ~、以前、広州で大きな市場にいったとき、ほんとに色んなものが売ら
 
られてたことを思い出したよ・・・。そっか、あれはすべて食材になるんだ・・・(想像の世界)・・・」
麗文
(たいへん、たいへん、いっしょに広州に行ったら《げてもの》を食べされられるうっ~。)
「あ、葵ちゃん、こないだいっしょにアメリカにも行こうねって言ってなかったっけ?」
「そんな事言ったっけ?じゃあアメリカに行く前にプライムリブのお店に連れて行ってあげるわね。」
麗文
「プライム○△・・って、なんだべ?一体どういう食べ物なのだ?」
「それは行ってからのお楽しみ。きっと麗文、喜んでくれると思うよ!」
麗文
「そうなんだ。米国の食べ物は麦当労(マクドナルド)以外初めてだから興味シンシンだよ。明天見!!」
   


次回は上海のおしゃれなスポットにある アメリカ発、プライムリブをご紹介します~。

2009年1月

 

 



            【掲示板へ】    【バックナンバー

 



[TOP] [上海レストラン情報] [エクスプロア中国トラベル ホテル&航空券]

 

Copyright since 1998  Shanghai Explorer