麗文 |
「さすがの葵チャンもこのお店の辛さには参ったよね?!」 |
葵 |
「うん、最初はねっ!でも、食べるに従ってパンチの効いた辛さにもなれて、 |
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辛さ以外の味わいを徐々に感じるようになったよ。美味いっ!!」 |
麗文 |
「えー・・・葵ちゃん、恐るべし・・・我はビール飲みながらやっとだったよ・・・。 |
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それにしても葵チャンって食に関して苦手なものってないんだねえ・・・」 |
麗文 |
「以前貴州旅行に行ったとき、狗鍋料理の看板もたくさん見たっけ・・・ |
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貴州って土地の8割は石灰岩だってきいたけれど、アジアで一番大きな滝、黄果樹瀑布にも行ったよ、 |
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それに歩いても歩いても出口にたどり着かない鍾乳洞にも行ったっけ・・・」 |
麗文 |
「その滝とか鍾乳洞、我も以前行ったことあるよ。(葵ちゃん、狗鍋の看板見たって・・・まさか・・・) |
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貴州人の友達いわく、辛いものを食べて汗をかくと、運動した後のような爽快感があるんだって。」
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葵 |
「そういえば、貴州料理って、タイとかベトナム料理と少し似てるようなきがするよ、 |
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ライスヌードルとか、すっぱさと辛さが同居したようなスープの味とか。土地柄かな。」 |
麗文 |
「さすが葵ちゃん、酸っぱさがわかったか!貴州では《3日酸っぱいものを食べなければフラフラする》 |
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って言葉があるよ。この酸っぱさは発酵によって生じるもので、体内にこもった湿度を除去する |
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効果があるそうだよ。」 |
葵 |
「湿度の高い貴州の食文化ってことか・・。」 |
麗文 |
「貴州といえば食だけでなくて美しい風景が好(ハオ)、迎春頃は一面が菜の花畑でまるで黄色の絨毯~。 |
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それに、少数民族《苗族》の衣装もキレイだよお~。苗族ってカラフルな独特の図案の刺繍がとても上手なのだ。」 |
葵 |
「ところで麗文~大事なもの忘れてるよ~。私は、苦手がないのは食だけじゃなくって、 |
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飲料のほうも全然オッケーなんだよ~♪」 |
麗文 |
「えっ?それって何のこと?」 |
葵 |
「麗文たら~、、貴州といえば芽台酒だよぉ~~、まだ注文してなかったねぇ~♪服務員~~^^!」 |
麗文 |
「葵ちゃん!!マオタイ酒ってアルコール度数がすっごくきついんだから・・今夜は1本だけだよお~。(-_-;)」 |
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