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葵と麗文のまんぷくチャイナ放浪記(47)

2007年 四川(SiChuan)料理 ローカル編

 

 

「ウェイ、早上好!」
麗文
「葵ちゃん、おはよ~。今日は中国語モードなんだね。」
(葵ちゃんったら、その時の気分で言語が変わるからなあ・・。中国語なら我は助かる。)
「ねえ麗文お願いがあるんだけど?」
麗文
「ナニ?葵ちゃん改まって。」
「中国の紅茶なんだけれどね、ラプサンスーチョンを買いたいの。どこで買えるかなあ・・・?」
麗文
「ラプ◎×△∵▽??それ本当にお茶なの?」
「ヨーロッパには古くから伝わっている紅茶なの。通にはたまらないスモーキーな味わいなのっ^^」
麗文
「ヨーロッパに古くから?!我国家はお茶の発祥地、なんでもあるのだ!!
今、ネットで調べてみるねっ!えっと・・・ラプ・・・あ~!我知道了・・・・・・・・
 
『正山小種』の事だ!!イギリスではへんてこな名前で呼ばれているんだねえ。
 
ダージリン・ウバと共に中国の『キーマン紅茶』は世界三大紅茶で世界的にも有名でしょ。
 
でも・・・実は、『正山小種』が我国家で最初に作られた一番歴史ある紅茶なんだよ。
 
今日は、まず天山茶城でお茶を買って、その後茶城内にある穴場の四川料理のお店に案内するね。」
「きゃー四川料理!!大好きっ。」
 麗文
「でしょ。今、上海でも四川料理は大人気なんだよ。まずお茶を買ってから、
 
辛~い四川料理を食べようね。その順番じゃないとお茶の味がわからなくなるのだ。」
葵 
「有道理!麗文の言うとおりねっ!」
 
前回のお話はこちら
 
 
  上海市内中心にある茶葉市場へ
   
「すごい!ここの市場の中は全部お茶屋さんだよっ!!」
麗文
「1階と2階はお茶屋さん、3階は骨董もあるんだよ。」
「こんなに沢山お茶屋さんばかりだと、どのお店へ入って良いやらわからないわねえ・・。」
麗文
「我にまかせて!ネットで調べたら正山小種の産地は武夷山って書いてあったから
福建省北部系のお店に入ってみよう!」
「なるほど!あそこに福建省って書いてあるよ。沢山の種類のウーロン茶もあるみたいだわ。」
麗文
「武夷山には『岩茶』って名のウーロン茶が有名だからね。じゃああの可愛いお店に入ってみようか。」
   
 
   
 
「沢山試飲もさせてもらって、なんだかお腹がすいてきたわ。」
麗文
「お茶は消化を助ける働きがあるのだ、葵ちゃんの朝食はすっかり消化されたみたいだね。
無事買い物もできたし、いざ!屋内を出たすぐそばにある四川料理のお店に行こう!」
「ワー楽しみっ。ひさびさの四川料理だね!!」
 

 

 

麗文
「そういえば、我門が台湾で待ち合わせた時、葵ちゃんは真っ先に
  『四川料理が食べたい!』って言たよね。上海でも四川料理は色々あるけど、
ここは庶民的でかなりチープ。今日は、食べきれないほど沢山オーダしてあげるね。」
「でも食べきれないのがわかっているのに、沢山オーダーするってなんだか申し訳ないわ。」
麗文
「ははっ、中国ではね、ご馳走になる時食べきちゃうほうが失礼なんだよ。
確かに日本人の言うように残すのは勿体ない事だよね。
でもね、上海では中華料理レストランで料理が余ったら『打包(ダーバオ)』と
言えば持ち帰れるように包んでくれるから大丈夫!さあ、開始点菜だよー。」

 

葵ちゃんの大好きな庶民派だからこそから~くて美味しい前菜3種!

 皮北涼粉8元

涼粉のツルツルした食感がたまらない

 

 

 蒜泥牛百葉18元

百葉とは牛の舌

 

 

夫妻肺片18元

こちらの冷菜『夫妻肺片』は、1930年代に成都の郭夫妻が牛の肺を使って作った『涼伴牛肺』が始まりだとか。人々は夫婦のあまりの仲のよさに『夫妻肺片』と呼ぶようになった。その後、評判が評判を呼び商売が繁盛した事で質をあげる事が可能になり、牛の肺の代わりに、牛肉・舌・心臓・胃などを使うようになったとか。スライスしたさっぱりしたお肉の上に、スパイスの効いた独特のタレがかかっており、食欲を増進させる事間違いなし。

 

 

麻婆豆腐12元

山椒のマー・唐辛子のラーのダブルの辛味

 

 

水煮魚 魚が選べる

今回は上海でポピュラーな Lu魚48元/一斤をチョイス

テーブルにサービスされたあと服務員が唐辛子をきれいに取り除いてくれる。

 

 

主食 坦坦麺3元

小椀サイズだから満腹!と思いつつも食べれちゃう!

 

 

 

古越龍山25元(5ねんもの)

 

最近上海で一番人気といっても過言でないほど盛況ぶりの四川料理

四川は盆地で湿気が多いため、辛いものを食べて汗をかき健康を保つ習慣がある。四川料理の特色は山椒と唐辛子のスパイスを使ってマー・ラーの辛味を出すのが特徴。特に中国産の山椒である花椒HuaJiaoは下をしびれさす麻(マー)という独特の辛味がある。

上海人はもともと辛いものを食べる習慣がないため、料理は本場より辛さを控えめにしたもの、メニューに唐辛子マークが付いてわかりやすく表示するなど各店で工夫がなされている。

日本人でポピューラーな麻婆豆腐、坦坦麺、バンバン鶏などは、本場のものと一味違う。他に水煮牛肉なども定番料理。

 

 

 葵
「麗文!今日は久しぶりにマーラーを満喫できて幸せ!
おなかも心も大満足でまさに満福!すべて麗文のおかげだわっ、ありがとう!!我愛ni !!
麗文
「ひょえっ・・!それって『I LOVE YOU』って言う意味であって・・・・・
でも、そんなに喜んでくれて我也hen高興・・・!」
(葵ちゃんって時々突然日本人離れした言動に出るから焦るよ・・・)
「そうそう、暑い地域には四川と同じく暑さから体を守る工夫をした
スパイシーフードがたくさんあるのよね。メキシコ料理やタイ料理、インド料理もそうよね。」
麗文
「そういえば上海で、タイ料理もメキシコ料理もいっしょに行ったよね。」
「そうだっ!以前、上海で知り合ったインド人のお友達に連れて行ってもらったお店があるの、
  今夜はそこに行ってみようっか!」
麗文
「わおっー!!インド料理は初めてだ!楽しみにしているよっ!」
   

 

新概念川菜 蜀

 

ADD:中山西路520号天山茶城内1-2楼

(玉屏南路交差点近く)

℡:(021)5253-1180

営業時間:10:00~22:00

天山茶城:上海市内中心部にある茶葉と茶道具の専門市場。屋内型なので天候を気にせずにショッピングを楽しむことができる。



 

2007年3月


次回はインド料理レストランに行ってきます。お楽しみに!

 

 



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