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杭州市の西側にあるのが西湖。西湖十景に代表される名所がみどころ。断橋残雪・平湖秋月・柳浪聞蔦・三潭印月・曲院風荷・蘇堤春暁・南屏晩鐘・双峰挿雲・雪峰夕照・花港観魚の十名所がある。船に乗っての遊覧もできる。曲院風荷は蓮の花で有名な広々とした公園。そのとなりには、こじんまりとした美しい江南様式の庭、郭荘がある。庭の奥からは西湖を一望できる。
湖畔には「西冷印社」がある。書道と彫刻が一体となった中国独特の芸術「金石篆刻」では最高権威ともいわれる研究団体で、その場で販売もしている。茶館がいくつも点在する。杭州の茶館は広々とした部屋が多く、茶を注文した上で、バイキング方式で菓子や果物を食べるスタイルが多い。地元の人はトランプをしだり、談笑したりしながら何時間も、時には1日中茶館で時間を過ごす。
杭州は緑茶の高級品である龍井茶の産地である。「四絶」(色は緑で、香りがよく、味が芳醇で、形が美しい)と誉れ高い。龍井村など杭州郊外には茶畑が広がる。4月5日清明節の前頃からロンジン茶を炒る香りが村中に漂う。摘み取った葉は、まず熱を加えて発酵を止める。これを殺青と言う。その後「揉捻」という揉みの作業をし、最後に釜で10の手法を使って炒り乾燥させる。杭州西湖の「双絶」(二つの絶品)といわれるのが、龍井茶と虎?夢泉の水だ。虎Pao夢泉の水は分子密度が高く表面張力が強く、この水で淹れた龍井茶は最もすばらしいといわれている。
開園時間:6;00~17;00
【地図】 明清時代からの古い街並み、河坊街が観光名所となっている。漢方薬の老舗「胡慶余堂」、龍井茶を扱う茶屋、巨大な扇を並べる店「王星記扇子」、シルク製品を商う店、レストランなどが軒を並べる。
杭州はシルクの産地としても有名である。新華路にシルク卸の店が300近く並ぶ。生地・スカーフ・パジャマ・ドレスなど多種多様なシルク製品が並ぶ。都市に比べると値段は安いが、デザインにはやや難があるかもしれない。
銭塘江で大逆流の奇跡を見ることができる。毎年旧暦の8月18日に杭州湾からの海流が海から120キロの地点まで逆流し高波がやってくる現象を見ることができる。昔はこの大逆流のための被害も多く逆流を鎮めるために「六和塔」が設けられた。6層8角の六和塔は60メートルの高さ。
【地図】
郊外にある南宋時代の焼き物が展示されている博物館。登り窯も見ることができるので一見の価値あり。 開園時間:8:30~16:30
【地図】 宋時代の様子を再現したテーマパーク。 開園時間:9:00~21:00
杭州市西の余杭区にある。杭州からは北西へ約30km。その名が示すとおり、渓流と海のような竹林がある。川の水は澄んでおり夏なら泳ぐこともできる。筏下りもできる。途中かなり落差があるところもあり結構楽しめる。
杭州から北西へ約50kmのところに位置する標高500m程の山。竹林が深く、風で触れ合う竹の葉の音がなんとも心地よい。国慶節前後等の人の多いときを避ければ上海の雑踏を忘れることができる。蒋介石と宋美齢夫妻も1937年はハネムーンで、そして1948年と2回この地を訪れているとのこと。二人が滞在したという建物があり中の様子を見ることができる。 中国は広い!「西施を助手席に載せて杭州近郊をドライブ(2)」参照
○鉄道 ○バス ○空港
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