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浦東新区はビジネス街であり、観光客は素通りしてしまうことも少なくないが、中国発展の姿を最も実感できる場所であり、短時間でも訪れてみることをお勧めしたい。
公共交通機関としては、上海市を東西につらぬく地下鉄2号線の利用が便利だ。ただし平日の朝夕はラッシュで大変混むので、この時間帯の利用は避けた方がいい。 外灘から徒歩で陸家嘴地区へ行くには、観光トンネルの利用が考えられる。片道30元と高く、かつ結構時間がかかるが、観光アトラクションとして利用するのであればいいだろう。 ただ、ツーリストには、行き若しくは帰りには黄浦江を横断するフェリーに乗ることをお勧めしたい。全くの生活船、自転車やバイクと人間が混在しているが、特に夏の夜には夜風が気持ちいい。浦西側は外灘と延安東路の交差点そばから。浦東側は東方明珠タワーから南へ10分ほど歩いたところに東昌という乗り場がある。
●環球金融中心 上海環球金融中心は地上101階、高さ492メートル。森ビルの建設で、フォーラム会場、ショップ、レストラン、オフィス、ホテル(パークハイアット)、展望台が入る複合ビルである。竣工は2008年。 展望台は94階、97階、100階にあり、そのいずれにもいけるチケットは150元。ただし70歳以上及び18歳以下の学生等は100元、140cm以下の子供等は75元。 79階から93階にかけてはパークハイアットが入っている。89階カフェ、91階レストランなどは宿泊者でなくても利用できる。
ツーリストは浦東新区発展を一望できる金茂大厦または東方明珠塔に上るといいだろう。 金茂大厦は99年3月にソフトオープン、8月にフルオープンした世界第三の高さを誇る88階建て高層ビルディングである。設計は米国企業による。高さは340.1メートル。最上階は展望台、53階から87階にはホテル(グランド・ハイアット)、3階から50階まではオフィスとなっている。それぞれ入口が異なり、展望台へは北東(浦東世紀大路側)、ホテルへは南西、オフィスへは南東から入る。 展望台は8:30~21:00。
“新しい上海”のシンボルである東方明珠テレビ塔は、3つの高さの展望台を有する上海有数の観光スポット。高さ463メートル。アジアで最高、世界でもカナダのトロント、ロシアのモスクワのテレビ塔に次いで3番目に高いという。 金茂大厦オープン後は東方明珠塔へのツーリストの減少が予想されたが、蓋を開けてみれば現在でも週末などにはかなり混みあっている。金茂大厦に比べ黄浦江寄りに位置するので、外灘の景色がより近く見えることなどが人気の秘密なのだろう。 メインとなる展望台は上から二番目の球にあり、地上263メートル。外灘の古くかつ荘厳な建築物群から左回りに見ていけば、上海の東西を結ぶ大動脈・南浦大橋、上海の発展を象徴する浦東新区の高層ビル群、美しい吊橋・楊浦大橋、蛇行する黄浦江、旧日本総領事館、黄浦江へ流れ込む蘇州河などを望むことができる。 このフロアから階段で1階下に下りると屋外に出ることができる。夏の夜などは夜風が大変気持ちがいいので是非訪れたい。逆に1階上がったところには1時間に1回転するリボルビング式のビュッフェレストランがある。夜景はかなりきれいなので最高水準の味を求めないのであればお勧めできる。ランチは営業時間:11:00~14:00。ディナーは営業時間:17:00~21:00。 TEL:58798888 一番上の球にある展望台は地上350メートルに位置する。より高いところへ行ってみたくなるのが人間の性だが、ここはちょっと高すぎて天気が少し悪いと霧の中に入ってしまい、周囲が見えなくなってしまうので注意が必要だ。チケットも高くなる。 地上90メートルの一番下の球には、以前屋内遊園地があったが現在は休業中となっており、今は特筆すべき見所はない。敢えて言えば、ここから地上1階ロビーに降りるのに、塔の中心を通るシースルーのエレベーターを利用できることぐらいである(その他のエレベーターから外を見ることはできない)。 営業時間:8:30~21:30 ●上海都市歴史発展陳列館 東方明珠塔の1階に上海都市歴史発展陳列館がある。数年前に比べ大発展を遂げている浦東新区は今や観光定番コースに加えられるべきであるが、何とも便利なことに、この浦東新区の観光の中心である東方明珠塔の1階に歴史博物館がある。すなわち歴史発展陳列館のオープンにより、東方明珠塔、外灘、豫園、龍華寺(もしくは玉仏寺)という上海観光の新定番コースが出来上がった。 歴史発展陳列館は、東方明珠塔の展望台から下りてくるエレベーターを降りたフロアーに位置する。入り口のカウンターで無線受信機を借りることができる。これは上海博物館のものと全く同じで、日本語で館内展示物の詳しい説明を聞くことができる。各展示物の前には日本語で説明が書いてあるのでこれがなくても困ることはないが、30元と大した値段ではないので借りておいた方がいいだろう。ただしデポジットとしてパスポート等の身分証明書または400元をデポジットとして払う必要がある(帰りがけにデポジットを返してもらうのを忘れないように)。 展示スペースの面積は10,000平方メートルと結構広い。無線受信機の説明全部を聞いていたら、おそらく丸一日を要してしまうだろう。適度に省略しながら歩いても2時間ほどの時間が必要である。館内は、酒の量り売りの店や豆腐店など古い上海の生活を再現する部分、列強の上海侵略を説明する部分、租界時代の反映と荒廃を表現する部分、古い建築の模型中心の部分の4つの部分から構成されている。 以前の虹橋地区にあった歴史博物館は租界時代から残っているものの実物や写真の展示が中心だったが、ここは模型及び蝋人形で過去の様子を再現することに重きが置かれている。博物館というよりはアトラクションという感が強くなったが、上海の往時を体感することができなかなか楽しめる。所々にモニターが置かれており、モニターを手でクリックしながらさまざまな事項について詳しい説明を読めるようになっている。 各模型につけられた看板の文字などにも注目しながらゆっくり巡るといろいろ発見がある。例えば、租界時代の反映・荒廃をテーマとする3つめの部屋にあるいかがわしいマッサージ店の看板に「土耳其浴室」と書いてある。「土耳其」とはすなわち「トルコ」のこと。すなわち「トルコ風呂」という単語が、どうやら中国から来たものであるらしいことが分かる。 OPEN:8.30~22:00(入館は21:00まで) 無休
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