葵と麗文のまんぷくチャイナ放浪記（84）

2009年冬：行列ができる麺屋さん　対決編

上海の新高級住宅街　古北2期地区 この地区に位置する古羊路の1画に、 小規模で個性的な飲食店が集まりグルメロードを形成している。   こちらは、行列ができる台湾牛肉麺専門店 こじんまりとした店内の9つのテーブル席はいつもお客さんで満員。   3つの人気メニュー 「青菜の湯通し」　15元　青菜にピリ辛らひき肉がトッピング 「豆腐」　12元　香菜好きにはたまらない～。 こちらが看板料理の「紅焼半筋半肉面」　28元 　 　 醤油で箸でち切れるほどとろとろに煮込んだ牛肉入りの麺。アジアの香がするこくのあるスープが絶品。   吉亨麺館   ADD:上海市上海市長寧区古羊路433号(伊犁南路×姚虹路) 地図はこちらから TEL:（021）2809ｰ6088 営業時間：11:00～23:00 ひとり平均消費料：40元     ～只今、日本・関西で注目の安い・うまいの麺屋さん～   本場のうどんの美味しさをセルフ形式で提供する讃岐うどん専門店。 2001年11月、加古川市（兵庫県）に1号店がオープン。以後、急成長し、現在全国に291店舗を展開中。   オープンキッチンの店内は臨場感溢れ、茹でたて麺がどんどん出来上がっていく。 各店舗に製麺機が設置され打ちたて感、茹でたて感、出来たて感、手作り感、安心感を実現。 天ぷらももちろん揚げたて。アツアツ、サクサクの天ぷらは100円～   こちら 釜玉うどん：330円（並）・430円（大） 釜からすくい上げたアツアツのうどんに卵を落として少しかき混ぜて半熟にしたもの。出し醤油をかけて頂く。 セルフで入れるトッピングの天かすはさくさく、ねぎも新鮮！（これがまたかなり美味しい＾＾） その他のメニュー （例） 釜揚げうどん　280円・380円 茹で釜から直接すくい上げた茹でたてうどんを生姜、葱入りの熱いだし汁につけて頂く讃岐の代表的うどん かけうどん　280円・380円 天ぷら80円～、おにぎり各100円～   麗文 「今日はちょっと小腹のすいた葵チャンに行列人気の麺屋さんを紹介するよっ！」 葵 「やっほー。中国の麺屋さんは久しぶり！漂うこのアジアンな香り・・・おいしそ～。」 麗文 「お勧めは紅焼半筋半肉麺！とろとろに煮込まれた牛肉が最高だよ。」 葵 「ほんとだぁ♪このスープもコクがあって良いねえ～」  麗文 「このとろとろお肉とスープのコラーゲンが中国人女性の美肌のもとなのだ。」 葵 「たしかに・・・中国女性の肌は年中艶艶だもんねえ・・・ ところで、このお店のお味のほうは麗文としてもかなりお気に入りのようだね？」 麗文 「この麺、日本で食べるとするときっと1000円近くの値段になるんだろうけれど、この28元っていう価格は上海では やっぱし高級麺に値するといえるよ。台湾人のお客さんだけでなく、1杯の麺のために遠方からわざわざ来ている人も   いる様子は、経済だけでなく心も豊かになりつつある上海を感じるよ。」 葵 「あ、隣のテーブルの青菜もおいしそおだ・・・」 麗文 「あの青菜と豆腐もお店のお勧め料理なのだ、すでに葵ちゃんのためにオーダー済みだよ。」 葵 「ところでね、日本では今セルフ形式の打ちたてうどん屋さんが流行ってるんだよ。」 麗文 「日本のうどん！我も大好きだよ～、今日紹介した麺と違ってすごくさっぱりした味なんだよね。」 葵 「中国の行列麺と日本の行列麺は味の面では対照的だね、こちらのうどん屋さん、お昼時にはすごい行列だけれど どんどん茹で上がっていって回転が良いし、目の前で調理されていく様子を見てる間に順番がくるから 待ち時間もほとんどストレスないんだよ＾＾」 麗文 「セルフ形式ってのもすごいね。」 葵 「そう！最後にトッピングとして入れる天かすと葱がうどんの美味しさをさらにアップするのっ♪ 店内はファミリーからカップル、年齢層も様々だけれど、いつも活気溢れているんだよ＾＾」 麗文 「すごいなあ～。もうひとつ感心するのはその価格・・あの雰囲気と味で280円～・・・って泣けるねえ。 上海の行列麺が28人民元（現在：1元約14円）なのに比べて日本の行列麺屋が280円かあ・・・。」 葵 「美味しくてリーズナブル、だから日本で人気の麺屋さんなんだね・・・けど古北の麺屋さん、美味しさについては あたしはとっても気に入ったよ！明日はお肌ツルンツルンだっ♪あれ、そういや今日はビール飲むのも忘れてたよ・・・」 麗文 「ほら待っている人がいるよ、長居は悪いから、ビールは違うお店でゆっくり飲ませてあげるねっ。」     まもなく葵ちゃん上海上陸、 次回の上海グルメもお楽しみに♪ 2009年12月 【バックナンバー】