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葵と麗文のまんぷくチャイナ放浪記(100)

2010年:はるかなるシルクロード ~新疆料理編~ 編

2010年8月 ウズベキスタンにて  葵ちゃん 撮影 


 

中国西端に位置する新疆ウイグル自治区は古代シルクロードの通過点であった。

この地にはウイグル族、漢族のほかカザフ族、回族、キルギス族など多民族が住む。

新疆料理は、身体を温める作用のある羊肉を使ったもの、ピリ辛の味つけが多い。

また、地理的に隣接するウズベキスタンやカザフの料理と共通するものが多く見られる。

砂漠地帯のため気候は非常に乾燥しているが、天山と崑崙山の山麓近くでは寒暖差と雪溶け水を利用して

ハミ瓜・葡萄・香梨など美味しい果物にも恵まれている。

 

 

~こちら上海市静安寺付近にある新疆料理レストラン~

  自家製ヨーグルト 8元 

                                

シシカバブー 1本3元

唐辛子とクミンの入った新疆風スパイスが食欲をそそる 羊の串焼き

ナン包肉 48元(小)

丸いナンの上にトマトソースベースの羊肉&野菜の新疆風煮こみがかかった料理。もしや、これがイタリアンピザの原型だったのかも?

ポロ 15元(小)

羊肉とにんじんの新疆風の炊き込みご飯  

中国語では「つかむ飯」と訳され、もともと手で食べる習慣だった。

家常辛麺 15元

唐辛子が効いたピリ辛のトマトソースがかかった新疆風手打ち麺

イタリアンパスタの原型!?それにしても、なぜ、こんなに長~い麺なのだ???

 

 

 

 

 新疆伊寧遠征餐廰

 

ADD:上海市愚園支路20号(ウルムチ北路近く)

地図はこちらから

TEL:13818341754

営業時間:10:00~0:00

 

 

 

 


麗文
「ねえ、葵ちゃん~、気のせいかすっごい日焼けしたようだけれどどうしたのぉ??」
「ウズベキスタンに行ってきたよ^^ほんと、シルクロードってロマンだよねえ~~」
麗文
「え?ウズベキ▽☆○・・・??、あ、シルクロードね^^」
「上海にいて幸せなのはいわゆる日本的中華料理はもちろんだけれど、広大な中国の各地の本場の料理が楽しめることよね!」
麗文
「(ん・・・葵ちゃん、今日はしょっぱなから舌好調・・・なんでいつもこんなにぶっとんでるの???)」
「え?なんか言った?」
麗文
「(そして時々動物のように妙にスルドイ・・・)ううん^^何も言ってないよ♪そうそう、我の直感で今日は新疆料理の店を
 
さがしておいたんだよ♪」
「さっすが~、麗文ってすごくスルドイんだよねえ^^いつも感心するよ♪」
 葵
「この羊肉串は最高、1本3元だから10本食べても30元^^クミンの味付けがさらにロマンに浸させてくれるのよねっ!」
 麗文
「そこまで喜んでくれたら我も最高に嬉しいよ、けど、ウズベキスタンにも似たような串肉があるんだねえ?」
葵 
「そ、羊肉とか鳥肉とかを使うんだけれどね、今回私が頂いたのは長さ40~50センチほどの鉄の串を使ったものだったよ、
食べやすさという意味では新疆だけれど、こちらはボリュームもあって豪快でよかったよ。そしてね、
人々の人懐こさはもしかしたら新疆以上かも^^文化も人もいろんなものが交じり合った中央アジアって印象が
 
エキゾチックで遥かなる空間へ導かれていく感じなの!!」
 麗文
「そっかあ・・・(葵ちゃん、今日はいつもどころじゃない、とんでもなくロマンチスト・・・なんかあったの???)
 
たしかに中国沿岸部と新疆地区とでは文化は全く違うし人もヨーロッパとの接点も近くなっていくよねえ、
以前、葵ちゃんの行ったシリアとかヨルダンもシルクロードにかかわっているでしょう?
そお思うと確かに遥かなる昔の人々の行き来とか、文化の混ざりあいとか・・・偉大なものを感じるねえ・・・
(あれ・・・我も葵ちゃんに影響されてきた?)」
「そうだよっ、さすが麗文っ!そしてね、交じり合っているのは単に民族とか文化じゃなくって、
そこにいた人々の「想い」も混ざり合って現在に引き継がれているんだよ・・・・・・」
麗文
「(え!?なになに???)そおっかあ・・・それにしてもこの麺、ホントに長くてハサミが欲しいくらいだねえ・・・
でもイタリア麺と味付けが少し似てて麺の食感も癖になっちゃうよね、そしてこのピザの原型みたいなパンも・・・」
 葵
「全てはつながっているんだよね・・・それにしても新疆料理は最高だ~、それに、この新疆黒ビールも
中国大陸のビールとはちょっと風味が違って少し甘みがあるように思うけれど、このシンジャンの味付けには良い相性だね」
麗文
「葵ちゃん、今日はいつにもましてご機嫌だね^^」
 「だって、ココの料理、素朴で美味しいんだもん~、あそこのウエイターさんも彫りの深い顔で素敵だね^^」
麗文
「う?ううん・・・そおだねえ・・・葵ちゃん好みかな^^;(もう・・・始まった・・・葵チャンの恋愛病・・・)
そうだ、羊肉串あと何本か追加しよっか!」
「やっほー!ついでに新疆ワインも~、羊肉にはやっぱ赤よねっ!!」
麗文
「ここにはワインはなさそうだよ・・ねえねえ、このヨーグルト食べてみてよおーなんか野生の香りがするよー。」
「ヨーグルトねえ・・・。このお碗に入ってるこれ??」
麗文
(たいへんたいへん・・葵ちゃんの機嫌が悪くなってきた・・、話をかえなきゃっ!!)
「明日は新天地にあるおしゃれなカフェに連れて行くからね~欧米人や芸能人のお客さんも沢山来ているはずだよ!」

 

これからも葵と麗文のグルメ旅は続きますが7年半にわたり掲載させていただきました「まんぷく放浪記」は第100回を機に終了させていただきます。読者の皆様、および掲載に携わりご協力いただいた数々の皆様、本当にありがとうございました。
またどこかでお会いする日まで!再見!!    


 2010年10月28日 葵&麗文

 

 






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