麗文 |
「ねえ、葵ちゃん~、気のせいかすっごい日焼けしたようだけれどどうしたのぉ??」 |
葵 |
「ウズベキスタンに行ってきたよ^^ほんと、シルクロードってロマンだよねえ~~」 |
麗文 |
「え?ウズベキ▽☆○・・・??、あ、シルクロードね^^」 |
葵 |
「上海にいて幸せなのはいわゆる日本的中華料理はもちろんだけれど、広大な中国の各地の本場の料理が楽しめることよね!」 |
麗文 |
「(ん・・・葵ちゃん、今日はしょっぱなから舌好調・・・なんでいつもこんなにぶっとんでるの???)」 |
葵 |
「え?なんか言った?」 |
麗文 |
「(そして時々動物のように妙にスルドイ・・・)ううん^^何も言ってないよ♪そうそう、我の直感で今日は新疆料理の店を |
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さがしておいたんだよ♪」 |
葵 |
「さっすが~、麗文ってすごくスルドイんだよねえ^^いつも感心するよ♪」
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葵 |
「この羊肉串は最高、1本3元だから10本食べても30元^^クミンの味付けがさらにロマンに浸させてくれるのよねっ!」 |
麗文 |
「そこまで喜んでくれたら我も最高に嬉しいよ、けど、ウズベキスタンにも似たような串肉があるんだねえ?」 |
葵 |
「そ、羊肉とか鳥肉とかを使うんだけれどね、今回私が頂いたのは長さ40~50センチほどの鉄の串を使ったものだったよ、 |
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食べやすさという意味では新疆だけれど、こちらはボリュームもあって豪快でよかったよ。そしてね、 |
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人々の人懐こさはもしかしたら新疆以上かも^^文化も人もいろんなものが交じり合った中央アジアって印象が |
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エキゾチックで遥かなる空間へ導かれていく感じなの!!」 |
麗文 |
「そっかあ・・・(葵ちゃん、今日はいつもどころじゃない、とんでもなくロマンチスト・・・なんかあったの???) |
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たしかに中国沿岸部と新疆地区とでは文化は全く違うし人もヨーロッパとの接点も近くなっていくよねえ、 |
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以前、葵ちゃんの行ったシリアとかヨルダンもシルクロードにかかわっているでしょう? |
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そお思うと確かに遥かなる昔の人々の行き来とか、文化の混ざりあいとか・・・偉大なものを感じるねえ・・・ |
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(あれ・・・我も葵ちゃんに影響されてきた?)」 |
葵 |
「そうだよっ、さすが麗文っ!そしてね、交じり合っているのは単に民族とか文化じゃなくって、 |
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そこにいた人々の「想い」も混ざり合って現在に引き継がれているんだよ・・・・・・」 |
麗文 |
「(え!?なになに???)そおっかあ・・・それにしてもこの麺、ホントに長くてハサミが欲しいくらいだねえ・・・ |
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でもイタリア麺と味付けが少し似てて麺の食感も癖になっちゃうよね、そしてこのピザの原型みたいなパンも・・・」 |
葵 |
「全てはつながっているんだよね・・・それにしても新疆料理は最高だ~、それに、この新疆黒ビールも |
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中国大陸のビールとはちょっと風味が違って少し甘みがあるように思うけれど、このシンジャンの味付けには良い相性だね」 |
麗文 |
「葵ちゃん、今日はいつにもましてご機嫌だね^^」 |
葵 |
「だって、ココの料理、素朴で美味しいんだもん~、あそこのウエイターさんも彫りの深い顔で素敵だね^^」 |
麗文 |
「う?ううん・・・そおだねえ・・・葵ちゃん好みかな^^;(もう・・・始まった・・・葵チャンの恋愛病・・・) |
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そうだ、羊肉串あと何本か追加しよっか!」
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葵 |
「やっほー!ついでに新疆ワインも~、羊肉にはやっぱ赤よねっ!!」 |
麗文 |
「ここにはワインはなさそうだよ・・ねえねえ、このヨーグルト食べてみてよおーなんか野生の香りがするよー。」 |
葵 |
「ヨーグルトねえ・・・。このお碗に入ってるこれ??」 |
麗文 |
(たいへんたいへん・・葵ちゃんの機嫌が悪くなってきた・・、話をかえなきゃっ!!) |
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「明日は新天地にあるおしゃれなカフェに連れて行くからね~欧米人や芸能人のお客さんも沢山来ているはずだよ!」 |