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建築 |
玉仏寺は典型的な宋代宮殿様式である。朱色の柱に橙色の壁が目に鮮やかだ。南から「天王殿」「大宝殿」「般若丈室」と並んでおり、般若丈室の2階が「玉仏楼」で、玉仏の座像が安置されている。 。 |
参拝しよう |
見どころ |
大雄宝殿は寺院の中心であり、1mあまりの高台の上に立てられている。内部には3体の大きな仏像が据えられている。中央が釈迦牟尼仏、東側が薬師仏、西側が阿弥陀仏。 ■玉仏―座 階段の前で入場料5元を払う。写真撮影は禁止。般若丈室の二階にあり、釈迦牟尼が悟りを開いた時の姿を表している。高さ195cm、一つの玉から彫りだされているという。ただし通路から玉仏まで3mほど距離があり、近くで見ることができないのが残念だ。 なお、この2階の窓からの外の眺めには趣きがある。小さいながらも静かな中庭を覗き見ることができ、周りの喧騒をふっと忘れることができる。 入って左奥の臥仏堂のなかにある。釈迦牟尼が最期の時を迎えようとしている姿を表したもので、涅槃像ともいう。大きなガラスケースに入っている。ここも写真撮影は禁止。 ■精進料理を食べよう 入って右手奥に「上海玉仏寺素斎部」がある。1階は簡単な麺類(素菜)を楽しむことができ、2階は本格的なコース料理となる。3種類のコースの中から選ぶことができる。予約をしていくことが望ましい。 なお、この店は江寧路にキチンとした入り口があり、そちらから入ることもできる。 |
お土産を買う |
入ってすぐ左手に売店がある。ここでは吉祥天を記したお守りの札が売られており、頼めば自分の名前も彫ってくれる。24金のもの(38元)もある。その他には、線香(2元)、絵葉書(15元)、水晶の飾りなどがおかれている。おもしろいものとしては念仏を録音したテープ(7元)などがある。玉仏寺を紹介した本である『玉仏寺簡史』も買うことができる。 |
こぼれ話 |
玉仏寺では毎日、早朝と夕方のそれぞれ4時に玉仏寺に併設されている上海仏学院の僧達によって念仏が唱えられており、それをまじかで見ることができる。黄色い袈裟をまとった老僧と、学生らしき若い僧たち20人あまりが颯爽とやってきて念仏を唱えるさまはなかなかのもの。 ■上海仏学院 ここに入学できるのは、中学校卒業かそれに相当する学歴を持つもののみである。四年制であり、卒業すると上海三大寺院である、玉仏寺・静安寺・龍華寺のいずれかの寺院に行って修行を続けることになる。いわゆるエリートのお坊さんのための学院であると言えよう。 |
(99年記 04年4月改定) |
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