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上海での自動車の売買についてのクチコミ情報

自動車の売買


上海では雨の日や夕刻になかなかタクシーがつかまらず、うんざりしている人も多いはず。一方で郊外の高速道路が整備され、自分で運転するのもそんなに大変ではなくなったことから、そろそろ自家用車でも買おうか、と思っている人も少なくないのではないだろうか。

新車の購入

●ナンバープレートの取得

ナンバープレートは会社名で取得する場合とオークションでナンバープレートを競り落とす2つの方法がある。

会社単位で取得する場合の必要書類は営業許可証と企業登録番号。外資独資、合弁企業などの場合、登録資本金により会社で何台まで購入できるという枠がある。その際ナンバープレートの取得は無料となる。中国企業の場合は、中国財務局に申請して許可が下りれば、無料でナンバープレートを取得できる。

個人や個人経営の会社の場合はオークションで競り落とすこととなるが、その際身分証明書、上海戸籍証、参加費(100元)が必要となる。平均落札価格は3~4元。



自動車の購入

●自動車購入・保険加入

現在市内に各メーカーが競って販売店を立ち上げているほか、メーカー系ではない自動車販売専門店もあり、すべての手続きを代行して行ってくれる。現金と身分証明書に加え、ナンバープレートが必要になるが、ない場合でもディーラーに相談すれば、落札の代行から納車まですべて面倒を見てくれる。購入から納車までは、在庫の状況にもよるが、約2週間を見ておけば問題ない。


中古車の売買

中古車の売買は、車両関係を管轄する大柏樹にある車両管理所に中古車売買を申請し、臨時車両検査に合格の後、「申請書A」を作成、売買を正式に開始することができる。

中古車の売買は自動車交易市場で行うことができる。その際、売買双方の会社の紹介状(個人の場合は、会社あるいは戸籍所在地役所(「郷」以上の政府機関)の証明)が必要となる。さらに売り方は自動車登録証明、申請書A、車両購入時の領収書、車両損害保険(自賠責)証明書、会社の営業許可証、ガソリン購入証明、道路税納入証明、カーナンバーが必要。

また、広州、福建、海南島の中古車については、別途特殊証明(密輸車でないことの証明)が必要となる。買い方は運転免許証が必要。

中古車の価格は、中古車が新車の価格を上回ることのないよう、交易市場が行う総合評価に基づいて算出される(評価が難しい場合は新車の購入価格から使用年数に応じ1年ごとに10%の価格を差し引き計算する)。

売買双方の必要書類と交易市場の審査の後取引が成立し、交易証明が発行される。交易が認められた車両の販売価格の一定比率の市場管理費用と交易服務費用の支払いが義務付けられており、請求書と各種証明(自動車交易市場発行)とともに車両管理所で手続きを行う。

現在、密輸車、購入経路が明らかでないもの、車両検査に不合格のもの、合格車両証明と現物が違うもの、華僑・台湾・香港などから免税で国内に持ち込まれたもの等など、取引が禁止されている車両もある。


年間維持費

自動車の維持費として一体どのくらいの予算をみておけばいいのだろうか。以下、昨年9月に念願の1800ccの乗用車(5人乗り)を仕事と家族のために購入したKさんのケースを見てみよう。結論からいうと年間で100万円ほどを要するわけだ。日本と比較してガソリン代は安いが、自動車保険や市内移動のたびの駐車場代などを考えると、車を維持する費用はあまり安い国とはいえないようだ。


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