エクスプロア上海TOPへ 上海TOP > 上海基礎知識 > インターネット
上海でのインターネットについてのクチコミ情報

インターネット


ダイアルアップ方式

中国に長期滞在する予定のある人なら、ブロードバンドがお勧め。しかし短期間の滞在ならダイアルアップも気軽に使える。特にプロバイダと契約しなくてもよいプリペイドカード式(預付ka)が便利だろう。カードは徐家匯など市内各地にある「電脳城」などパソコン専門店街のカード売り場などで額面より安く販売されている。

上海電信系列のプリペイドカードでは以前は電話番号が163、8888などあったが、2003年6月から16300に統一された。カードを購入後、カードの裏にあるIDとスクラッチ部分のパスワードをはがし、Windowsならダイアルアップネットワークから「新しい接続」を作成、マックなら「リモートアクセス」にそれぞれIDとパスワードを入力すればその場で即使える。費用は時期によりキャンペーンなどがよくありまちまちだが、多くは1時間2元から4元の間。ちなみにインターネットをするときにかかる電話代は1分間0.02元。カードの額面も10元、20元、30元、50元、100元とさまざまあり選択肢も広い。街中では大抵デスカウントして売られているので、値引き交渉は可能。もちろん16300カード一枚で中国全国でローミングができる。

もっと便利なのが、接続料金がそのまま固定電話の電話代から落とされるタイプ。カードすら買う必要もない。以前は電話番号が8888や8163などがあったが、こちらも16300に統一された。ブロードバンドがトラブルを起こしたときなどは便利だ。電話番号は16300、ログイン名も16300、パスワードも16300で設定完了。こちらは電信局から電話料金と一緒に直接請求書が送られてくるわけで、接続料金は基本的に1時間3元。また中国国内だけのサイトを見るのなら、電話番号が16388のサービスがある。ログイン名もパスワードも16388、この番号を使うと接続料金が1分間0.04元と格安になる。こちらも電話料金と一緒に請求される。これらのサービスは基本的に市内のホテルでも受けることができる場合が多い。

メールアドレスだが、中国のプロバイダに接続した後、日本で使っているPOP/SMTPの設定を変更しなければ、そのまま中国で送受信を行うことができる。このとき受信を先行するのがポイント。また最近YahooなどのフリーメールでもPOP/SMTPに対応しているサービスが増えてきているため、こちらにアカウントを取っておくのもよいだろう。長期滞在者なら中国でPOP/SMTP対応のメールアカウントを取得するのもよいかもしれない。

留学生宿舎などに多いのが201カード式のプリペイドカード式の電話。最近の新しい宿舎では急速に普及してきている。もちろんこの回線でもADSLの設置が可能だが、短期の留学なら201カードから直接インターネットができる。その場合は、以下のように電話番号を設定する。IDやパスワードは16300のままでよい。このとき「,」を忘れないように注意する。201カードから接続代がひかれる。201カードも市内の電話カード専門の店などで3-4割引きのデスカウント価格で手に入る。

●201カードを使った場合のダイアル方法:

201→カード番号#→パスワード#→16300#

上海電信のホームページ:http://www.sta.net.cn/

その他、日本のプロバイダでもローミングが出来るプロバイダが少なくない。詳しい設定については、各プロバイダのホームページを参考にしてほしい。



ブロードバンド

ブロードバンド

上海で急速に普及してきている。長期滞在者ならこちらがお勧め。選択肢も多い。また上海はケーブルテレビの普及がほぼ100%であるため、多くの地区でケーブル回線をつかったインターネットが出来るほか、FTTB+LAN方式で光ファイバーの接続ができる地区もある。ブロードバンドのことを「寛帯」とよぶ。

ブロードバンド関連の上海電信の情報:http://www.shanghaitelecom.com.cn/kd/kdywjs.htm

ADSL

上海では加入権などがないため電話回線を引くことは簡単で、コストも安いため、ADSLの回線用に専用に電話線を新たにひいている人も少なくない。ここでは上海電信のADSLを紹介しよう。

本人名義の電話回線を持っている場合なら、パスポートをもって電信局へ行き、表に記入して申し込みは完了。もし既存の回線が自分名義の回線でない場合は、新たに自分用の回線を作ってもよい。設置代が300元、手続き代が10元でできる。これにADSLモデムの料金590元かかる。モデムは一般的には買い取り制だが、大学など学生が使う場合はレンタルしてくれる場合もある。学生寮など201カードの電話回線にADSLをつける場合は、学割が適用される。LANカードは各自で準備しておく。1週間から2週間で係員がやってきてADSLが使えるようになる。申し込みと同時に電信局で「上海熱線」の加入を申請すれば無料でPOP/SMTP対応のメールアカウントがもらえる。アドレスは○○○@online.sh.cnになる。

ADSLの使用料金は下り512Kで1ヶ月130元。なお料金を追加すれば下り1M、2M、8Mにまで速度を上げるサービスもある。しかし、速度はそこまで出ないことが多い。学生が201電話の回線に設置する場合は月に80元の割安料金が適用される場合もある。

詳しくは「上海熱線」のホームページを参照。

ブロードバンド用:http://www.online2.sh.cn/
通常版:http://www.online.sh.cn

http://www.online2.sh.cn/では映画や音楽、番組などを有料での配信している。値段も月に10元から20元程度でお手軽。ADSLに加入するときにプレゼントされる場合も。キャンペーンで番組を購入するとADSL自体の速度を1MBや2MBに速度を上げるサービスもあるので、これらを利用するとよい。

FTTB+LAN

FTTB+LAN形式では「長城寛帯」、「網通寛帯」などが有名。中国電信も進出してきている。速度は光ファイバーを使った100MBの回線とうたっているが、ここから各戸に分けるため、実際の速度は地域や使用環境によってかなり差が出る。また敷設されているマンションなどが限定されているため、事前に調べておく必要がある。詳しくは以下のホームページを参照。

長城寛帯:http://www.gwbnsh.net.cn/
中国電信:http://www.shanghaitelecom.com.cn/

ケーブル回線

代表的なのが「有線通」というブランド名のもの。市内ではほぼ100%有線ケーブルは開通しているため、かなり古いアパートでも設置される確率は高い。申請してから設置されるまでの時間は場合によってはADSLより早く設置されることもある。上海ではそれぞれの地区にケーブルテレビの窓口があるため、そこで申請する。外国人でもパスポート等の身分証明書があれば申請可能。接続費用は月に120元で、時間制限なし。キャンペーンがあれば、1年使用で1200元というサービスもある。設置費用は220元。5MBのメールアカウントももらえる。こちらも速度の方は使用環境、時間帯によって大きく左右されるので一概に言えないが、筆者の印象からはいまひとつ不安定に感じる。さらに無線LANのAPを設置してくれるサービスもある。

有線通: http://www.ocn.net.cn/ccm/portal/

無線LAN

こちらは「天翼通」と呼ばれている。現在市内の主要なホットスポットは急増中で、詳しくは、http://www.51wireless.com/tyt/yewu3.htmから検索できる。
速度は理論上は11Mだが、実際は下りで1Mほど。 料金システムは住宅の場合、1ヶ月使いたい放題で150元、時間制限があるコースでは100元で60時間、時間を越えると1分0.1元加算されるパターンと、100元で60時間、時間を越えると1分で0.15元加算されるパターンの2種類。初期費用は、住宅用の場合、設置料金が300元、手続き代が10元、Modemが590元、無線LANのカードが600元で合計1500元。APを増設する場合は、1箇所につき月20元の料金がかかる。なお、公共スペースのホットスポットで無線LANを使う場合の料金は、60時間つかえて超過料金が1分間あたり0.1元となる100元コースと、30時間つかえて超過料金が1分間0.15元となる50元コースの2種類。住宅用に設置している場合は、1分間0.1元で計算される。いずれも上海市内の有る電信局で申請が可能。

URL:http://www.51wireless.com/

HOME-PNA

まだ使用できる住宅地は少ないが、光ファイバーと電話線を利用した新しいサービスが始まっている。FTTB+LANのように同時にインターネットをする人の数に左右されず、ケーブルテレビのように不安定になることが少ない。また、家庭内に新たにケーブルを引く必要もない。速度は上り、下りともに512K。

URL:http://www.sh-wireless.com/

ホットスポット

ホットスポット

上海でパソコンやPDAを使ってモバイルをしている人をみるのは、決して珍しくなくなった。もちろん、中国移動や聯通の携帯電話のキャリアを使うのも方法だが、3G方式が完全に普及していない今、未だに回線速度の問題があり決して便利なものとはいえない。何より、通信料金が結構かかる。

そこで、上海でインターネットをしている人で、その多くが加入している中国電信のADSL・LANユーザーにとって非常に便利なホットスポットサービスがある。

上海市内には現在1000カ所以上のホットスポットがあり、利便性が非常に高まっている。日頃使っているパソコンやPDAですぐにインターネットができ、回線速度も携帯電話よりもはやく、データ量を気にせずに料金が比較的やすいというメリットがある。

2007年7月1日より「動感寛帯」(动感宽带)と呼ばれるサービスがはじまっていて、中国電信のADSL・LANユーザーなら、即日上海市内1000カ所以上のホットスポットを利用できる。(江蘇省・浙江省でもローミング扱いになるが、使用可能)

申し込み方法

中国電信のADSL・LANのユーザーなら、まず中国電信に電話(電話番号10000)にして、「動感寛帯」(动感宽带)を使いたいと申請すればOKで、24時間以内に開通する。申込時に、ADからはじまるADSL・LANのユーザーIDをオペレーターに伝えるだけでよい。なお、電話回線でネットをしている16300ユーザーや、家庭用の無線LANサービス「天翼通」を使っているユーザーは、申請なしでそのままで使用可能。

ホットスポットでのインターネットの使い方

パソコンを立ち上げて、無線LANのアンテナを起動させ、ChinaNETに接続させればよい。その後、ブラウザを立ち上げると、以下のような画面が出てくる。

ここに、中国電信のADSL・LAN接続をするときのログインID(AD+8桁の数字)の後ろに@shtel.tytを加えたものを「用户代码 」に入力し、 パスワードを「用户密码」の欄に入力すればOKだ。

たとえば、中国電信から与えられたADSLのログインID名がAD12345678ならば、AD12345678@shtel.tytがホットスポット使用時のログイン名となる。

料金・・・・・中国電信のADSL・LANのユーザーなら、上海市内で1分間0.06元(約1円ほど)。浙江省・江蘇省など上海市外で使う場合は、1分間0.2元(約3円)となる。基本料金はかからない。料金は毎月のADSL・LAN料金請求時に送られてくる。当然、銀行口座からの口座引き落としも可能。

接続速度・・・・公式データでは最高11Mbpsが可能となっているが、場所によって差がある。

ホットスポットのエリア・・・上海市内に1000カ所以上あるが、KFCやマクドナルド、スターバックスなどにいくと確実にあることが多い。そのほか、ホテルのロビーや病院、市政府関係の施設などにも設置されていることがある。

関連情報(中国電信の無線寛帯ホームページ):http://wuxian.shanghaitelecom.com.cn/tyt/yewu2.htm
上海市内のホットスポット検索:http://wuxian.shanghaitelecom.com.cn/tyt/yewu3.htm

  • 上海電信も3Gサービスを開始、プリペイド方式で
  • (2009年3月)

    携帯電話とパソコンの接続

    中国でも携帯電話の高機能化が進み、今までせいぜい電話とショートメッセージを送っていただけのものが、こちらでも色々なことができるようになった。たとえば、カメラつき携帯電話で撮った写真をパソコンのメールに送ったりするMMS機能や、JAVA 対応の携帯電話ならゲームなどアプリケーションをダウンロードしたり、WAP方式でニュースをチエックしたりすることが出来るようになっている。地図なんかも表示させ、交通路線検索や現在地の地図表示なんかも上海市内では出来るようになった。これらは2.5Gと呼ばれているGPRSのサービスが始まったことによるが、このGPRSをつかってパソコンから比較的高速にデータを送ることも可能になった。GPRS対応の携帯電話で、モデムが内蔵されている携帯電話なら、パソコンと接続してインターネットをすることができる。ただ携帯電話の値段が比較的高いため、高機能な携帯電話になると3000元から5000元するものもある。なおこれらの機能を使うためには、中国移動の窓口にいってGPRSを開通させなくてはならない。ただしプリペイドカード式の「神州行」ではこのサービスはつかえない。GPRSを使用するには、外国人の場合、上海人の保証人が必要だが、長城SAISONカードのようにクレジットカードで料金を払う方式で契約すれば、利用可能。

    たとえば中国で発売されているNEC製の携帯電話なら、付属のUSBケーブルやブルーツルースでWindows XPのノートパソコンと接続して、インターネットができる。付属CD-ROMのドライバは英語でも対応しているため、日本語のWindows XPでも中国語による文字化けは起こらない。ドライバをインストールした後、携帯電話を接続してパソコンに認識させる。携帯電話の付属CD-ROMからインストールされたGPRSウイザードから、適当な接続名をつけてAPNの欄にcmnetと打ち込むとよい。あとのパスワードやIDの欄は空欄でよい。その後、パソコンからインターネットに接続させる。速度は40KB/s程度。実際使ってみると、とりあえずウェブを見るぐらいならよいか、という感じだが使えなくはない。

    料金はいくつかのコースに分かれているが、基本的にパケット制になっている。たとえばビジネスコースなら月基本料金は200元、500MBまで無料で、それを越えると1KBあたり0.01元に、またエコノミーコースでは基本料金は20元、1MBまで無料で、それを越えると1KBあたり0.01元になる。

    上海移動のホームページ:http://www.shmc.com.cn/

     




    エクスプロアブログ掲載の関連トラックバック


    上海のホテル予約

    よろず情報交換



    エクスプロア上海TOP] [上海基礎知識NDEX]

    Copyright(C) since 1998 Shanghai Explorer