上海市には日本人学校があるため、大半の日本人生徒はそこに通っている。日本での教育の現状に関する情報が豊富で、受験などに対するアフターケアも万全。しかし教育水準や語学教育のレベルにおいては中国の一部の学校がかなり高度なカリキュラムを組んでいることなどから現地の学校を選ぶ親もいる。また英語教育を重視してインターナショナルスクールやアメリカンスクールなどに子供を通わせる場合もある。
【インターナショナルスクール・現地校】
インターナショナルスクールや現地校を選択した場合、しっかりした外国語教育を受けられる。現地校の場合は、特に実験学校等では市政府からの援助も多いため学校設備が立派なところが多い。
現地校ではハイレベルで熱心な教育が行われているため基礎学力をつけるうえでかなり有利だが、一方で母国語の教育は家庭または補習校でおこなわなければならなかったり、外国語で基礎学力をつけなければならない点では、親子ともども相当な努力と苦労を覚悟しなければならないだろう。
【中国語のみのローカル系の学校】
一人っ子政策の影響もあり、中国の親は大変教育熱心。最近では現地の小学校も熾烈な受験競争が行われている。
外国籍児童を受け入れる現地校は、公立、私立含め多数ある。教育方針や特色は様々。有名なのは下記の他、上海市市西実験中学、甘泉中学校、上海市新基礎教育実験学校( http://www.shxjc.net/index1.htm )、福山外国語小学、上海市民辧繆斯小学、金蘋果双語小学( http://www.goldapple.org.cn )など。公立の学校は5月に一斉に学校見学を受け入れ、私立の学校でも適宜見学を受け入れているところが多いので、親が自分の目で見て、先生などの話をよく聴き納得をして決めることが大切。
これまでは公立の学校でかつ国際班でなく、完全にローカルの生徒と同じカリキュラムを受けるのであれば、外国籍の生徒もローカルの生徒と学費は同じであったが(一学期につき授業料360元、その他教材、補習費等220元程度)、近年現地校に進む外国人が増えたせいか外国籍の子供からは高額な学費(6,000元/学期程度)を取るように変わりつつある。また学校の水準を標準化する動きに伴い、学校の学区内に住む子供を優先して受け入れる傾向になってきているので、その点にも注意が必要だ。
当然のことながら先生との連絡一切(配布物、懇談会、電話、連絡帳等)、宿題の指導などすべてが中国語になるので親が中国語ができない場合はかなり困難。特に小学生では親が勉強をみてあげなければならない場面も多い。どうしても難しい場合は家庭教師をつける必要もでてくるだろう。
給食があるところがほとんどだが、メニューはほとんど中華。またトイレも清潔だが「溝トイレ」というところも多い。
意外に思う人も多いだろうが、中国の学校は厳しい反面、個人を尊重する教育が行われている。様々な教材を用いて一人一人に考えさせ、発言をさせる機会を作っており、通わせている日本人の親の間では評判は上々。試験は通常年2回一斉に行い、順位も発表される。